人生の教養ブログ

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『君たちはどう生きるか』【話題の本】【生き方】

はじめに

今回は本を一冊ご紹介します。最近漫画にもなり、一時期有名になった本です。

人生において、何を考えて、物事をどう捉えて生きるか問うてくる本です。

吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』

 
 
こちらは漫画となっています。

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どんな本?

主人公のコペル君(このあだ名の理由は作中に出てきます)が日常生活や、学校、友達との関わり、人間関係の経験を通して感じたこと、考えたことを綴っています。

また、それらの出来事についてコペル君の叔父さんが、「おじさんのノート」として、それらはどういう意味があるのか、何を学ぶべきかどう考えるべきかを叔父さんの言葉でノートに書き留めます。

コペル君の具体的なエピソードや経験は、つまりどういうことなのかと叔父さんが抽象化するという形になっていると私は思いました。

まえがきから

最後の方に載っている丸山真男さんの「まえがき」から、引用を交えつつご紹介します。

第一義的に人間の生き方を問うた、つまり人生読本です。

(中略)

この・・・書物に展開されているのは、・・・倫理だけでなく、社会科学的認識とは何かという問題であり・・・

(中略)

コペル君のごく身近に転がっている、・・・事物・・・から出発し、「ありふれた」ように見えることが、いかに・・・複雑な社会関係とその法則の具体化であるか・・・を・・・得心させてゆく・・・

つまり、身の回りのことを、社会科学的認識と切り離せない形で紹介していくといったところでしょうか。

詳しい内容は、ぜひお読みになってください。

最後に

この本は戦前の昭和10年代に書かれた本であり、時代背景は今とかなり異なります。しかし、貧困やいじめ、人間関係の悩みなど現代と変わることのない普遍の課題や事象を取り上げています。

そういった意味で、「古典」と呼ぶこともできるのではないかと、丸山さんも語っています。

日々の物事をどう捉えるか、その心持ちがどう生きるかに繋がっていくのだと思います。新たなものの見方がきっと生まれると思います。ぜひ読んでください。

以上です、ありがとうございました。