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「ゲーム理論」をご存じですか?【経済学】

イントロ

こんにちは。

今回は「ゲーム理論」について、基礎的なことを簡単にご紹介したいと思います。

「ゲーム理論」という言葉を聞いたことがありますか?きっとあるかたも多いと思います。

なんだそれ、という方に簡単にも分かるように頑張って解説したいと思います。非常に面白い考え方なのでぜひ読んでみてください。

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ゲーム理論とは?

ゲーム理論とは、異なった利害を持つ相手がいる状況で、それぞれがお互いがお互いの行動を予想し、合理的な選択をした場合でも、全体として好ましい状況になるわけではないということを数学的に表したものです。

もとは経済学の分野の理論でしたが、最近では国際関係や社会学、生物学など様々な分野で応用されているようです。

(上の文章で的確に説明できているか少し自信がないですが...)言葉で説明するのは困難なので図で表します。

囚人のジレンマ

囚人のジレンマとはこのゲーム理論を説明するのにとても有名な例です

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条件

  • AとB二人の犯罪者が捕まりました。二人は別々のところに収容されており連絡を取ることができません。
  • 数字はメリットの大きさを表します。
  • 両者とも否認か自白という選択肢しかありません。
左上では両者とも否認すれば10という利益があり、逆に右下では両者とも自白した場合、-2という利益しかないということです。注目すべきは右上と左下です。どちらか一方が否認し、もう片方が自白した場合、自白した方には15というメリットがありますが、否認した方は-10しかメリットがありません。

どうするか?

Aの立場から考えます。Bが自白すると仮定した場合、Aにとっては自分が否認してしまえば-10という不利益を被ります。それよりは自白して-2の方を選ぶので、自白するという選択をします。反対に、Bが否認すると仮定した場合でも、Aは否認するよりも自白した方が15と利益が大きいため、結局自白するという選択になります。

逆にBの立場になったときも、同じことが言えます。(以下略)

結論

つまり、このような互いに連絡が取れない場合には、お互いに否認するという選択が両者にとって最適であるにも関わらず、自白するというお互いにとって好ましくない状況になるということが言えます。

応用

企業

この考え方は、ライバル企業間の関係に置き換えてみることもできます。

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あえて数字を変えずに、持ってきました。このときも、(互いに対話がない場合)先ほどと同じことが起こります。

つまり、企業Aは企業Bが協調的価格を設定することを仮定しようが、競争的価格を設定することを仮定しようが、最終的に競争的価格を設定することになり、企業Bも同じ行動をするということです。

軍縮

この理論を二国間の軍縮に当てはめることもできます。

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A国とB国で対話がなされなければ、両国とも軍拡するという世界にとっても最も好ましくない状況になるといえます。

3つの状況全てに言えることは、両者の間に適切なコミュニケーションがないために、お互いの行動を予測しています。その結果好ましくない状況になっているわけですから、対話の大切さを知ることができるのではないでしょうか。

ナッシュ均衡

この表で説明したように、それぞれのプレーヤーが相手の行動を予測し、最も合理的な選択をし、それが実現した場合、だれもその状態(つまり右下の状態)から変更する要因を持たないということを、ナッシュ*1均衡と呼びます。

パレート最適

逆に、全体にとって最も好ましい状況(つまり左上の状態)をパレート最適*2と呼びます。

まとめ

以上、ゲーム理論をとても単純に解説してみました。(本当はもっとややこしいようです。)長々と小難しいことをつらつら書いてしまいました。

ここで知っていただきたいことは、このような考え方や理論が存在するのだということです。

新しい概念は、ものの見方を広げてくれます。読んでいただいた方の頭の片隅にでも残ればいいなと思っております。

私もまだまだ勉強しなければならないので、いずれその成果を記事にしたいと思います。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 
 

*1:ジョン・ナッシュ:ゲーム理論を発展させた数学者

*2:他の経済状況を悪化させることなしに、もはや何人の経済状況も改善できないという状態