人生の教養ブログ

学びを広める

経済学を学ぶ【おすすめの本3選】

経済学

こんにちは。

今回は経済学もしくは経済について話そうと思います。

あなたは「経済学」と聞いて、どんなイメージを浮かべますか?

「難しい理論や計算?」「金儲け?」「私には関係ない?」

私も何も知らないころはこのように思っているところもありました。

しかし「経済学」とはそんなものではないのです。

経済学とは

「さまざまな人や組織が市場でモノやお金を交換し合う行動を、ある仮説をもとにモデル化し、シンプルかつ理論的に説明しようとする学問」*1

であり、

「資源の分け方」について分析する科学*2

 です。

つまり、私たち人間がどのように(経済的)活動を行っているかを分析するということです。なので、経済学は本当は実生活と密接に結びついているのです。

経済学を学ぶとニュースや新聞に出ている、社会のいろいろな動きの意味が少しずつ分かってきます。

現代の教養という点で見ても、経済学的な考え方を知っていることは、経済学部生だけでなく、全てのひとに必須であると思います。

そういうわけで、経済学を初めて学ぶ時に私がおすすめする本を3種類(4冊)紹介します。

『池上彰のやさしい経済学 (1)しくみがわかる』

概要

一冊目は『池上彰のやさしい経済学』です。これは(1)と(2)があるのですが、まずは、(1)しくみがわかる、からです。

題名にもあるように、(1)では経済のしくみとはどうなっているのか、お金とは何か、という問いからから始まり、アダム・スミスやマルクス、ケインズなど著名な経済学者の経済理論の考え方や具体例についてふれていきます。

感想

池上さんの本ではどれでもそうなのですが、とにかく解説が分かりやすいです。そして、もう一点素晴らしい点は、実際の事件や出来事などを持ち出しながら、説明しているため、それらの実例についても詳しく知ることができるというところです。

そのため、経済を学びながら、国際問題や政治問題まで同時に学ぶことができます。

さすが元NHK記者です。

Chapter1と2は経済とお金について、3~4は経済理論について、5は貿易についてです。

『池上彰のやさしい経済学 (2)ニュースがわかる』

概要

先ほど紹介した (1)の続編となっています。(2)では副題のように、現実のニュースでよく聞く言葉(インフレ、円安、金融政策など)と歴史的出来事などの経緯や原因について経済的な見方から詳しく解説しています。

感想

(1)の良い点で、実例を取り上げていると書きましたが、よりその側面が強くなっています。

例えば「バブル」。当時を生きている方には知っている方が多くいると思いますが、若者(私も生まれていません)はなぜあのようなことが起きたのかを知る人はあまり多くないかと思います。そんな実際にあった出来事を、一から分かりやすく論理的に説明してくれます。

(1)と(2)はぜひセットで読んで欲しいと思います。すこし厚いですが、経済学についてかなり理解が深まります。

インフレやデフレ、財政政策と金融政策、円高、年金、バブル、リーマンショックが主なテーマです。

『社会人のためのやりなおし経済学』

概要 

次は木暮太一さんの『社会人のためのやりなおし経済学』 です。

大学で勉強する経済学のエッセンスを学ぶことができる、入門書です。

章は大きく、「第1章 大学で学ぶ経済学の考え方」、「第2章 大学で学ぶミクロ経済学」、「第3章 大学で学ぶマクロ経済学」と分かれています。

ミクロ経済学とは、経済を個々の取引に分けて、細かく分析*3する学問です。一方マクロ経済学は、国の経済を全体的にまとめて分析*4する学問です。

 

感想

この本は、少し学問的な側面が強く出ています。しかし、難しいことが書いてあるというわけではなく、非常にシンプルな言葉で丁寧に解説されているためスラスラと読み進めることができます。

本書では、まず「経済学の目的」「一体何の話をしようとしているのか?」を丁寧に説明しています。

と、「はじめに」で木暮さんがおっしゃっているように、難しい計算やグラフを使わずに基本的に言葉だけで理解できるようになっている点がすばらしいと思います。

また章立ても明確で、対話形式で進んでいく点も読みやすい理由だと思います。

社会人だけでなく、学生にも積極的に読んで欲しい一冊です。

『大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる』

概要

最後に紹介する井堀利宏さんの本は、タイトルを読んで字のごとく、大学で扱う経済学が短時間で学べるということです。上で紹介したものと同じようですね。章立ても、経済学とは何か、ミクロ、マクロということで似たようなものになっています。

違いは、こちらの方がより専門用語やグラフなど多く使っており、専門的な内容に踏み込んでいるという点です。

感想

見開き1ページでひとつの内容を扱い、必ずグラフもしくはが付いているため、感覚的に見やすいです。 解説も簡潔にまとめられている点も良いです。ただ少し専門性が高いため、入門書としては少し難しいのかなと思います。

上で紹介したものや、他の入門書を読んだ上でこれを読むと、よりいっそう知識が深まると思います。

f:id:oriorisan:20190628213725j:plain

まとめ 

経済学的な見方ができるようになると、世の中の動きが意味を持っているということが理解できるようになります。

今まで何度か書いたことがありますが、現代の教養として新聞などを読み、社会の動きを知ることは必須であると思います。

そんな教養を身につける第一歩として、より多くの方に経済学を学んで欲しいと思い、私の経験から3冊ほどご紹介しました 。

興味が惹かれるものがあったらぜひ読んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

*1:井堀利宏『大学4年間の経済学がざっと10時間で学べる』16頁。

*2:木暮太一『社会人のためのやりなおし経済学』20頁。

*3:木暮太一『社会人のためのやりなおし経済学』70頁。

*4:木暮太一『社会人のためのやりなおし経済学』180頁。