人生の教養ブログ

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脳を活かした学習とは?【勉強法】

効率的な学習方法 

こんにちは。

あなたは「学ぶこと」が好きですか?常に何か学ぼうとしていますか?

学習とは学校の勉強をしたり、暗記することだけではありません。できないことに取り組むこと、初めてのことに挑戦すること、新しいことを知ること全てが「学習」なのです。

このブログのテーマの一つは「学び」です。そこで今回は、茂木健一郎さん『脳を活かす勉強法-奇跡の「強化学習」』という本に書いてあることを要約し、脳の原理を活かした効果的な学習方法を紹介したいと思います。

これを読んで実践すれば、あなたもすぐに勉強が好きになるでしょう!

茂木健一郎さんは、脳科学者にして作家です。ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリサーチャーや、大学の非常勤講師を務めておられます。

「ドーパミン」と「強化学習」*1

脳は何かを達成したり、成し遂げたりしたときにドーパミンを放出します。このドーパミンという物質は「快感」を生み出します。

この快感を生み出した行動を脳は記憶しており、再現しようとするのですが、このとき脳内では新しい神経細胞の回路がつながります。

そしてこれが繰り返されることで上達するのが、「学習」というものです。

この学習がさらに洗練されると「強化学習」と呼ばれます。

それを図で表すと下記のようになります。

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茂木健一郎『脳を活かす勉強法-奇跡の「強化学習」』23頁参照。

例えば、聞き取れなかった英語が、練習の成果で理解できるようになったとします。その快感を覚えた脳は、さらなる快感を求めてもっと繰り返すよう促すのです。

このサイクルさえうまく回ってしまえば、あとは簡単なのです。

大切なこと

この強化学習のサイクルを回すにあたり、大切なことが2つあるといいます。

  1. 自発的に行動すること
  2. 簡単過ぎず、難しすぎないこと

です。

1については、脳はポジティブなことを好み、また自分で動くことで喜びを感じるという理由から大切です。

また、2については、「できないと思っていたができた」という時に脳はドーパミンを多く放出するという理由から大切なのです。

タイムプレッシャー*2

脳に刺激を与えるには、負荷をかける必要があります。その方法の一つに「タイムプレッシャー」が効果的ということです。

例えば、問題を解くスピードを段階的に上げていき、どれだけ早く解けるかを測ります。「さっきよりも早く...」と集中することで脳に負荷をかけ、うまくいったときにはドーパミンによって喜びを覚えます。

これによって、脳が強化されプレッシャーに強くなったり、集中力が高まるといいます。

ここでも大切なのは、

  1. 自発的に行動すること
  2. 簡単過ぎず、難しすぎないこと

を意識することです。

瞬間集中力*3

 茂木さんは集中力は、下記の3つの要素から生まれると考えておられます。

速さ-作業のスピードを極限まで速くすること

分量-とにかく圧倒的な作業量をこなすこと

没入感-周囲の雑音が入らないほど夢中になること

①は先ほども説明したように時間を短くすることで脳に負荷をかけることです。
②はスピードとともに量をこなすことで、同じように脳に刺激を与えることです。
③は「ステュディオス(studious)」という言葉で表現できるようです。一種の「フロー状態」のようなもので、「ゾーンに入る」という言い方もできると思います。
茂木さんはこれらを意識した勉強法を「『鶴の恩返し』勉強法」と呼ばれています。

ステュディオス(studious)

本来の意味は「勉強好きな、学問に励む、熱心な」という意味ですが、東京芸術大学大学院映像研究科教授の佐藤雅彦さんは、「人間がある状況において、生き生きと熱中いている幸せな状態」を「ステュディオス」と表現したそうです。*4

瞬間集中

「瞬間集中」には、気づいたときにすぐに始めることが大切です。なので、日常の中でルーティン化することがおすすめされています。

例えば、「朝起きたらすぐに単語を覚える」や、「常にテキストを開いて置く」などが有効でしょう。

もうひとつは、時間ができたらすぐに取りかかることです。

例えば、「電車に乗ったらすぐに新聞や本を読む」や、「テレビのCMで単語を覚える」というのはどうでしょうか。これらを続けることで、瞬間的に集中モードに入ることができるようになるはずです。

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最後に

今回は脳の特性を活かした勉強法についてご紹介しました。
脳はとにかく楽しいことが好きなのです。だから「学ぶこと」そのものを楽しめれば、どんなことでもできてしまうと思うのです。
そして学ぶというのは、机に向かって問題を解いたり、本を読むことだけではありません。
サッカーが上達することも、ブログを書くことも、免許を取ることも、すべて脳は学んでいるのです。
だから、人生そのものが学びで溢れているということができます。
「人生は学ぶこと」
この言葉を忘れずにこれからも学び続けたいと思います。
今回参照した茂木健一郎さんの『脳を活かす勉強法-奇跡の「強化学習」』には、記憶術読書、脳についても、脳科学者としての知見から良いことがたくさん書かれています。
今回は一部しか紹介しませんでしたが、興味のある方はぜひ読んでみてください。

*1:20頁-34頁参照。

*2:42頁-56頁参照。

*3:60頁-75頁参照。

*4:63頁参照。